体の変化と小さな進化

私のクラスは、ヨガの基本ポーズの中であってもあまりやらないポーズが結構あります。

理由はいろいろあるのですが、

  • できないことで自信を無くしてしまうようなポーズ
  • よく見るポーズだけど、体を痛めてしまう可能性がわりとあるポーズ
  • 転倒などの危険が高いポーズ

みたいなのは、あまりやらないかな。。

できないことで自信を無くしてしまうポーズ

例えば前屈

レッスンの組み立ては、インストラクターによって本当に千差万別なのですが、お気づきでしたでしょうか…?私のクラスでは、いわゆる『普通の座った前屈』ほとんどやらないです。

これ、二つ折りガラケーみたいにパタンってならなくてもいいと思うんですよね。

ならなくてもいいんだけど、つい力で倒してみたくなってしまうのも座った前屈の特徴。

それで、力でやってしまうと却って腰を痛くしてしまうリスクがあると思うのであまりやらないのです。

足の付け根をつぶす(鼠径部をつぶす)ことは、絶対に腰に良いのですが、それをするならチャイルドポーズでもいいわけだし、前屈でも立位の前屈の方が、重力が助けてくれたり、ひざを曲げるのが簡単だったりしてその方がいいと思うのです。(眩暈する方は注意です)

よく見るポーズだけど、体を痛めてしまう可能性がわりとあるポーズ

例えばウサギのポーズ

これは、メンバーさんの顔ぶれを見ながらたまに入れます。すごく頭も目もスッキリするので好きなポーズ。でも特に首と血圧に不安を抱えてる方がいらっしゃるときには外します。

ネムラムさんのイラスト♡素敵です (☆彡)

あとはブリッジとかもそう

ブリッジは実はダウンドッグに並ぶ万能ポーズだと思っているのですが、女性の方は特に年を重ねるごとに、手首に痛みや動かしづらさを抱える方が多いです。

ブリッジは、体の縮こまりがちな前面を連動させて一気に伸ばす、心身ともにとても効果の高いポーズなのですが、慣れないうちは手首への負担が大きくなることがあります。

手首痛めちゃうとね…ホント…日常辛いですから。

あと、若い方で私のクラスを受けて下さる方は妊婦さんか産後の方が多いのですが、このステージの方こそ手首にトラブルが一番多いので(腱鞘炎とかね)、基本的にブリッジはやっていないです。

ただ!もしできるのだったら…?

変化のチェックに家でやってみるのがおすすめ!

ヨガを始めたばかりの方は、日々の蓄積で体がカチカチになっていらっしゃる方が多いです。

前屈なんてとんでもない!後ろにひっくり返るわ!と思っていた方も、1時間のレッスンにたまに参加するうちに自然に体がほぐれてきて、ふと気づいた時に『普通の前屈は相変わらずだけど、立前屈はなんか大分下がるようになってきた! 』とかいう変化が訪れます。

この 『ふと気づいた時に、ちょっとチェックしてみたくなる 』という発想がすでにこころと体が柔らかくなっている証拠なのですが…レッスン中でもご自宅でも、良かったらチェックがてらワンポーズやってみてくださいね^^

そういう意味では、ブリッジもお勧めです!

ご自宅で、人目のないところで試してみて、手首が大丈夫なようであれば上がってみる。

できないなら『あはっ』で済ませて、もうやらない。

で、クラスにぼちぼち参加していただいて、しばらくした後にまた試すとあら不思議!ブリッジの練習してないのに、なんか前よりやりやすい気がする???

ポーズの練習してないのに、なんだか出来るようになっちゃったんだよねが理想

実際クラスでも、うれしいことに良く聞かせていただくこのお言葉。

私も最近ありまして、産後ヨガイントラなのにすっかり体幹が弱くなって逆立ちできなくなってたんですよね。

このところレッスン数も増えたし、そろそろどうかな?とやってみたらあっけなく出来まして(嬉)壁必須だけど。

そういうのって、年を重ねるほどうれしくなります。

できることが増えるって、なんか希望ですよね^^

安全に楽しく気持ちよく、自分に自信を持てるような動きを繰り返し行いながら、自然にこころと体が上がっていくようなレッスンを、これからもご提供できるよう頑張ります!

今後ともよろしくお願いいたします^^